春イカシーズンでのサイトフィッシング
エギングシーズンの中で春は、産卵期を迎えた親イカ(デカイカ)をデイエギングで狙う事が出来る唯一の季節であり、私も大好きなシーズンです。
「大きなイカが釣りたい」エギンガーなら誰もが思う事ではないでしょうか。
しかし、エギンガーの思いとは逆に釣れにくい時期であるのが現実です。
今回は、そんな春イカに対してDraw4を使ったサイトフィッシングテクニックを紹介致します。
まず最初に春イカを狙う上で大切な、ポイント・水温・潮周り、を紹介していきます。
①ポイント
親イカが産卵の為に接岸するポイントとして、キーになるのが、ホンダワラなどの海藻のある場所・餌となるベイトが豊富な場所・ある程度の水深がある又は隣接してる場所・外洋が荒れた時に影響を受けにくい場所(ワンド)、この条件が一致するポイントは高確率で親イカの接岸が期待できます。
②水温
一般的に海水温が15℃を超えた辺りから、親イカは産卵を意識して接岸し始めると言われています。
ですが私の経験上、海水温が安定して17℃を超えた辺りからが一番ベストだと思っており、17℃を基準に考えるようにしています。(多少の地域差はあると思います。)
③潮周り
春イカシーズンは特に潮周りを重要視しています。小潮・長潮・若潮・中潮・大潮と種類がありますが、私は潮が新しく入れ替わると言われている若潮を基準に考え、若潮前後を狙い目にしています。
この3つの事を踏まえて、本題に入って行きたいと思います。
◎回遊個体のサイトフィッシング◎
春イカの中でも比較的エギに反応する個体が多い回遊場でのアオリイカ。
ポイントは回遊場所となるワンドの入口付近になります。
アオリイカを見つけた場合、アオリイカの近くにエギを投げるのではなく、アオリイカの進行方向の離れた場所にエギを投げ、アオリイカとエギを出会わす(アオリイカにエギを見つけさす)事が大切です。
アオリイカがエギに反応した場合、エギがブレないようしっかり止める事を意識して下さい。
また、エギにアオリイカが追尾してくるが、一定の距離が埋らない・抱ききらない、そんな時はDraw-4の「4つの引き出し」を使いアクションに緩急を付けてみて下さい。
例①
【3Dダート⇒バンジーフォール⇒3Dダート⇒バンジーフォール⇒3Dダート⇒ホバリングスライド】
例②
【3Dダート⇒ホバリングスライド⇒バンジーフォール】
など、エギの緩急にイカのスイッチが入りエギを抱く場合があります。
使用するエギは、Draw4 3.5号 カラーは視認性の良いカラーをオススメします。
アオリイカがエギを追尾するスピードが遅い場合は Draw4 Tie Breaker の出番です。
※注意して頂きたい点ですが、出来る限り距離を取った状態で尚且つ一投を大切にして頂きたいです。
アングラーとエギとの距離が縮まり陸が近づくにつれアオリイカが警戒してしまいエギに反応しなくなってしまいます。
なので私は視認性の良いカラーを使用し出来る限り離れた場所でサイトフィッシングを行うようにしています。
◎藻場についた個体のサイトフィッシング◎
先程の回遊個体とは違い、なかなかエギに反応さす事は難しい個体です。
ポイントはホンダワラなどの海藻が多くあるアオリイカの産卵に適した場所です。
こういった場合の釣り方として、「藻の上でエギをロングステイ」これに尽きます。
アクション方法はスラックを軽く弾く程度で大丈夫です。(スラックジャークではありません。)
実際にこの釣り方で、良型が連発した経験もあるので是非試して頂きたいです。
使用するエギは、Draw4 Tie Breaker 又はDraw4 3.0号
カラーは視認性の良いカラーをオススメしますが、反応が悪い時はナチュラル系カラーを使用してみて下さい。
※注意して頂きたい点ですが、ステイ時にラインを張らない事です。
ラインを張ると藻の上のエギが手前に引っ張られステイ出来ていなかったり、根掛かりの原因になってしまい、ポイントも潰れてしまいます。
以上私は、上記の
※回遊個体のサイトフィッシング※
※藻場についた個体のサイトフィッシング※
この2つを重点に春イカのサイトフィッシングを行うようにしています。
最後に、エギングシーズンの中でも気難しい親イカを狙ったサイトフィッシングは、なかなか簡単にはいかないと思います。
ですが、サイトフィッシングでのアオリイカとの駆け引きや、1キロや2キロもしくは3キロといった大型のアオリイカがエギを抱く瞬間は、他に変えられない 興奮や面白さ があり、それがサイトフィッシングの魅力です。
また、サイトフィッシングの目で見て得た情報(どのアクションにイカが反応したか・嫌がったかなど)は必ずブラインドの釣りに活かせるので、今回紹介したテクニックなどを参考に春イカのサイトフィッシングにチャレンジして頂けたらと思います。
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