ベイトフィッシュ
ご存知の方も多いと思いますがアオリイカはフィッシュイーターで生きていくうえでベイトの存在は必要不可欠です。
一言でベイトといっても…
イワシ
アジ
ガシラ
チャリコ(鯛の幼魚)
ボラ
ベラ
メッキ等数えたらきりがありません。
そのベイトと呼ばれている魚をエサにアオリイカを釣るヤエン釣り、ウキ釣りといった方法がありますがそれらのエサは地方、地域によって様々です。
Draw4にもイワシベイト/オイルやアジベイト/ゴールドや、カサゴUV/オイル等ベイトに似せたカラーが多数あり色々なシチュエーションで活躍してくれています。
ここからエキスパートテクニックの本題に入りますがエキスパートテクニックと呼ばれるようなものではありません。
これからエギングを始める人や始めたばかりの人にも分かりやすくお伝え出来ればと思っていますので、すでにエギングをされている方にはこんな考え方もあるんだと思って読み進めて頂けたらと思います。
ベイトフィッシュは潮の流れに大きく関係します。
潮の流れが適度な場所ではプランクトンも豊富で魚が集まってきます。
『潮の流れ?シモリ?潮のヨレが出来る→ベイトが溜まる?イカが着く』
このような連鎖が考えられます。
流れの中に障害物があると流れが当たり障害物の裏側は流れが緩くなり、そこにベイトが溜まります。
同じ場所でも流れが左右逆になると流れが緩む場所もベイトの溜まる場所も逆になり狙う位置が変わります。
障害物等に潮の流れが当たり流れが弱くなった場所ではベイトが体力を使う事なく留まる事ができ、それらを狙ったイカをターゲットにすることで捕獲率が上がります。
実際に釣りをする波止や磯なども広大な海の中の立派な障害物になるので、流れやヨレ、サラシ等が出来てベイトが溜まる場所の1つになります。
人それぞれエギを動かす際にイメージがあると思いますが私自信自身は弱ってるベイトのイメージでエギを動かして誘う事が多いです。
大量にいるベイトの中から1つのエサ(エギ)をイカが選んで捕食する確率より群れから外れた弱った1つのエサを捕食する確率が高いのではないかと考えるからです。
潮の流れが当たる所や流れが早い所、反転流というのはベイトフィッシュが泳ぎにくい場所と考えられます。
それらの魚に比べてアオリイカは泳ぐのが早くエサを捕るのも得意です。
いくら泳ぎが得意なイカでも元気に群れで泳ぐベイトフィッシュを捕らえるよりは群れから離れ弱って遊泳力のないベイトを襲う方が効率的ではないでしょうか。
元気なベイトを追うときもアオリイカは激流やよれが出来ている場所など泳ぎにくい場所を狙っているのではないかと想定しポイントを選びます。
一般的に早朝と夕方のマズメにはベイトフィッシュの活性が高くなりアオリイカも活性が上がっていると思われます。
朝マズメにイワシの群れが目の前に現れそれを狙ってるイカがいるかも知れないと思いすぐにキャストし群れの近くでボトムステイさせた時やベイトを追い回すアオリイカを見掛けた時にすぐ側でフォールさせるだけでの即バイト等、完全にベイト狙いでの釣果も経験上多いです。
ベイトを追い回しているときは活性が上がっており捕食モードなのでエギにも簡単に反応します。
夜間でも常夜灯などに集まるベイトを捕食しに来ているアオリイカが防波堤の足元等で見られる事がありエギを抱きに来ることも多々あるのでエギングをする上でやはりベイトは大きな役割を担っていると思います。
しかし秋にサイトをしている時に数㎝の小さなベイトに完全に狙いを定めたイカがいて意識がそれらにしか向いていなかったのか、エギサイズやカラーをローテーションし必死で目の前をフォールさせたりしゃくったりするもエギには無反応で相手にされなかった経験もあります。
エギングをするにあたりベイトがいるということはアオリイカに出会う確率を大幅にあげてくれるのでポイント選択する時の判断材料にベイトの有無は大切です。
ベイトの有無、動き、溜まる場所を考えたり想像できれば闇雲にキャストをする事がなくなり狙いの釣りをすることが出来ます。
潮の動き、光量の加減(晴天、曇り、デイ、ナイトなど)、季節、水温、ベイトを左右する様々な条件が揃う事がアオリの絶好ポイント、絶好のタイミングといえます。
最後になりますが、イカ以外のフィッシュイーターを狙う釣りではベイトサイズに合わせたルアーを使ったりします。
draw4も2.5号~3.5号、Monster the Rideの4号までサイズは様々ありますが、イカ釣りではベイトサイズをあまり気にしなくても良いと考えられています。
以前、インストラクターの岡さんがテレビの取材の時に言っておられた例を1つご紹介させていただきますと…。
『イカは魚のようにエサを丸飲みにして食べる事はせず、少しずつ食べるので捕食対象の魚の大きさはあまり関係なく、イカのサイズに合わせエギサイズを選ぶ必要はない。』
私も同じ考えで新子シーズンの子イカでも3.5号を抱きに来る事もあるし春の大きいサイズのイカが2.5号を抱きに来る事もあります。
『Monster the Ride』は見せるエギなのでまずイカにアピールするために4号を投げて活性を上げそのまま抱かせたりイカが躊躇しているようならエギサイズを落として誘ったりと色々なパターンの使い分けでDraw4は活躍してくれる事間違いなしです。
エギングをする上でのイメージは本当に人それぞれだと思います。
上記はあくまでも私のイメージですので違った見解をされる方もたくさんおられると思います。
こういう考え方をするエギンガーもいるんだとふと思い出した時に一度ベイト意識の釣りも試してみていただけたら良いかなと思います。
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